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帰ってきた介護セミナリオ!リターン<029>「新経済・財政再生計画 改革工程表2018」から居宅介護支援に関わる箇所を読み解く その3

平成30年12月20日(木曜日)に行われた「平成30年第17回経済財政諮問会議」では 新しい工程表 資料1-1 新経済・財政再生計画 改革工程表2018(PDF形式:2,038KB)

が、公表されました。 これに基づき今年、社会保障審議会介護給付費分科会で介護分野の論議がされます。

この膨大な工程表の中から、ケアマネジャーに関連するものをpick upしてお伝えします。 今日は、その3回目。

「2-3 医療・福祉サービス改革」の項目より。項目の冒頭数字は新たな工程表のナンバーです。

43 ケアマネジメントの質の向上

i AIも活用した科学的なケアプランの実用化

取組事項 自立支援・重度化防止等に資するAIも活用した科学的なケアプランの実用化に向けた取組を推進するとともに、ケアマネジャーの質の向上の観点から、その業務の在り方を検討する。

2019年度 AIを活用したケアプランの作成支援について、実用化に向けた課題の整理などの取組を推進。

2020年度 自立支援・重度化防止等に資するAIも活用した科学的なケアプランの実用化に向けた取組について検討し、その結果に基づき必要な措置を講ずる

ざっくりいうと。 ごちゃごちゃ書いてありますが、要は AIを活用してケアプラン作って、質の向上を目指す、報酬にも影響しますよ ということです。 これはもう、始まっています。 とはいえ、現状のAI。ケアマネジャーがアセスメントをしっかり行わなければ入力はできません。ましてや課題の表示もなされません。

MDS-HCとどう違うのか?今ひとつよくわかりません。

ii ケアマネジャーの業務の在り方の検討

取組事項 自立支援・重度化防止等に資するAIも活用した科学的なケアプランの実用化に向けた取組を推進するとともに、ケアマネジャーの質の向上の観点から、その業務の在り方を検討する。

2019年度 ケアマネジメントの公正中立性の確保や質の向上に向けて、ケアマネジャーの業務のあり方について関係審議会等において検討し、その結果に基づき必要な措置を講ずる。

AIの活用よりも、こちらの方が重要です。

ざっくりいうと。

ケアマネジャー業務の在り方を抜本的に見直します。

次期介護保険法改正では、メインテーマになることでしょう。

今とは、全く違う業務を、ケアマネジャーは行うことになります。

続きはまた次回。


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