帰ってきた介護セミナリオ!リターン<016>「多職種による自立に向けたケアプランに係る議論の手引き(介護保険最新情報vol.685)」を読み解いてみる その1
居宅ケアマネジャーの皆様。
10月より始まった「訪問介護の生活援助中心型サービスが一定回数以上となった場合、市町村へケアプラン提出」について、考察していきましょう!
そのためにまずは
を熟読することです!原文にリンクを貼ります。
この文書、76枚に渡っています。 目的は
利用者の自立支援・重度化防止や地域資源の有効活用等の観点から、統計的に見て通常よりかけ離れた回数をケアプランに位置付ける場合には、介護支援専門員から市町村へ届け出ることとし、市町村が地域ケア会議の開催等により検討を行うこととされました。
利用者は様々な事情を抱えていることを踏まえ、利用者の自立支援・重度化防止にとってより良いサービスを提供することを目的とするもの
介護支援専門員の視点だけではなく、多職種協働による検討を行い、必要に応じて、ケアプランの内容の再検討を促すもの
生活援助中心型サービスが一定回数以上となったことをもってサー ビスの利用制限を行うものではない
また、ケアプランを変更するためには、利用者の同意を得ることが必要であることから、市町村は介護支援専門員や本人に丁寧かつ十分に説明をする必要がある
について説明されています。
この文書は誰に向けて交付したものか。
市町村の介護保険担当職員を読者として想定し、ケアマネジメント支援における保険者の役割や、ケアプランに係る議論の基本的な考え方を紹介しています。
市町村におけるケアマネジメント支援の場において、利用者の自立支援・重度化防止や地域資源の有効活用等の観点で、多職種の視点からケアプランについて議論を行う際の手引きとして活用されることを期待しています。
回数の多い訪問介護(生活援助中心型)が位置づけられたケアプランについて検討を行う際の参考となるよう、事例を用いて議論のポイントを解説しています。
ということは!
居宅ケアマネジャーの皆様。 この文書を読めば、恐れることなく地域ケア個別会議(ケアプラン検討の会議は、今後、こう呼ばれるようです)に参加し、対応することができます。
これについて、明日以降、読み解いていきましょう。