帰ってきた介護セミナリオ!<007>「互助」はなぜ熟成されないのかを考えてみると…
「互助」はなぜ熟成されないのか? 結論は「市場があがったり」になるからでしょう。
もし、 お金がない人同士で、市場で商品を買わず、食べ物やサービスのやり取りができる相互支援の仕組みを作ると、
国家が推奨している選択的介護や保険外サービス、ましてや介護保険サービスを利用しないから、です。
本気を出せば、都会でも相互支援・相互扶助、つまり地域包括ケアシステムで言うところの「互助」が可能なはずです。 それを誰もが行わないのは「サービスが不足しているならカネを出して買え」というムードが支配しているからだと私は考えます。
資本主義経済は、相互支援・相互扶助の出現を望んでいない。 であるがゆえに、「互助」は熟成されない。 そう思います。
そこで。 ケアマネジャーの皆様。 いっそのこと、自分たちで「互助」のサービスを作ってしまいませんか? いずれ、AIがケアプランを作る日が訪れるでしょう。 その時、ケアマネジャーは何人必要なのでしょう。 失業する日も近い。何よりも国家の監視人としての業務、と言えそうなこの業務。本当に利用者のためになっているのでしょうか?
私たちにはアセスメントする能力があります。 これを最大限生かすのは、地域に密着したサービスの提供ではないでしょうか? もちろん、 ケアマネジャーをしつつ(ここでベーシックインカムを得て)新たなサービスの構築を行ってもいいでしょう。
考えてみませんか?