帰ってきた介護セミナリオ！＜003＞ひょっとして利用料自己負担4割もリアリティあり?!

利用料自己負担4割が現実味を帯びてきました。

介護保険最新情報Vol.668 の最終ページを読みますと、資産の差し押さえを行ったのは543の市町村で、差し押さえられた方は1万6161人です。

ここで基本を押さえましょう。

特別な理由がなく保険料を滞納した場合、介護サービス利用の際には給付制限が行なわれます。

その１：納期限から1年以上滞納 サービス費用の支払いが、償還払い（一度、全額自己負担）

その２：納期限から1年6か月以上滞納 保険給付（9〜8割→もうすぐ7割も登場）が一時差止め

これは、10割全額を一度払って、償還払いの申請をしても、滞納保険料を払わなければずっと保留される、というものです。

その３：納期限から2年以上滞納して時効 自己負担額が1割から3割に引き上げ

高額介護サービス費等の支給も受けられません。

ここで。さぁ、８月がやってきます。自己負担3割の方々の登場です。 この3割負担の方々が、介護保険料を滞納した場合の自己負担割合は4割負担に引き上げられます。

皆様の利用者で、4割負担者が登場することが現実味を帯びてきました。